【ネットワーク】DNS基礎①

概要

DNS(Domain Name System)とは、ホスト名(ドメイン名)とIPアドレスを相互変換する仕組みです。

ドメイン名とIPアドレスを紐づけて管理しており、問い合わせがきたら

紐づいてるIPアドレスを回答します。

DNSという仕組みがなければ、人間が1つ1つIPアドレスを覚えておき

Webサイトにアクセスする場合は、IPアドレスを指定する必要があります。。

ドメイン名からIPアドレスを調べる事を名前解決(正引き)と言います。

逆に、IPアドレスからドメイン名を調べる事を逆引きと言います。

 

 

ドメイン名について

ドメイン名の表記には、ルールがあります。

・特定の組織やグループを識別する名前と、その中のホスト名を「.」でつなげる。

・「.」で区切られた部分を「ラベル」と呼び、最大63文字以下で指定。

ドメイン名全体は、253文字以下

ドメイン名には、英数字と「-」が使用可能。ただし、先頭と末尾は「-」使用不可

 (後から、カナカナや漢字も利用可能になったようです。)

 

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名前解決の仕組み

PCがドメイン名からIPアドレスを調べる時は、DNSキャッシュサーバー(ローカルDNSサーバー)に問い合わせを行います。

DNSキャッシュサーバーに情報がなければ、ルートサーバーなど(権威サーバー・コンテンツサーバー)のドメインレベル毎のサーバーに何度も問い合わせを行い、IPアドレス取得後に問い合わせが終了します。

1度問い合わせた情報は、PCやDNSキャッシュサーバーが一定期間情報を保存しておき、同じ問い合わせがきた場合は、保存している情報を流用します。

 

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