EIGRP①

概要

DUALというアルゴリズムを使って、経路を計算する。

高速なコンバージェンスにが可能

メイン・バックアップ経路両方を予め計算しておくので、障害時の経路切り替わりも早い。

 

ネイバー関係を構築時に、トポロジーテーブルをネイバー同士で交換する。

 

トポロジー変更時のみ、アップデートパケットをネイバーに送信する。(トリガーアップデート)

 

EIGRPパケットは、ユニキャストまたはマルチキャストで送信される。

 

プロトコル番号は88

マルチキャストアドレスは、224.0.0.10

 

 

 

用語

サクセサールート(Successor Route)

メインルート

宛先までの経路で一番メトリックが小さいルート=FD値が一番小さい経路

 

サクセサ(Successor)

サクセサールート上で、一番初めのネクストホップルーター

 

フィージーブルサクセサ(Feasible successor)

バックアップルート

 

フィージーブルディスタンス(Feasible Distance)

宛先までの経路で一番メトリックが小さい。

 

レポートディスタンス(Reported Distance)

広報ルーターのFD値

 

バックアップルートの条件

受信したRD値(AD値)がFD値よりも低い事。

RD(AD)<FDの状態

 

EIGRPのパケット

Hello

ネイバーの検知や状態に関する情報を交換するパケット。

デフォルトは5秒間隔。帯域が低いインターフェースは60秒

 

Request

ネイバーから特定の情報を要求する

Update

ネイバーに、ルーティングや到達性の情報を送信する

Query

コンバージェンス(収束)中に、他のルートを探すために送る。(バックアップ経路探索)

Reply

Queryパケットの応答に使う。