【ネットワーク】STP 概要③

【STPの拡張規格】

STPには、負荷分散と高速コンバージェンスの目的で、2種類の規格があります。

・負荷分散

 ①CST(Common Spanning Tree)

 →複数のVLANを1つのSTPインスタンスで構築する。

  2経路あっても片側はブロッキング状態になるため、負荷分散ができない。

 ②PVST+(Per Vlan Spanning Tree Plus)

 →Cisco独自のSTP拡張機能です。

  VLAN毎にSTPインスタンスを生成できるため、負荷分散が可能です。

  Ciscoでは、このモードでデフォルトで有効になってます。

 ③PVRST+(Per Vlan Rapid Spanning Tree Plus)

 →Cisco独自のRSTP拡張機能です。

  VLAN毎にRSTPインスタンスを生成できるため、負荷分散が可能です。

  

 負荷分散は、各VLANのSTP毎に代表スイッチを別々にして、ブロッキングも別々にするので、VLAN毎に利用する経路が変わり、結果として負荷分散できます。